現在、iPhoneを唯一改善する点があるならば、マルチタスク対応である。
米AppleInsiderの11日(現地時間)のレポートによれば、今年夏にリリース予想のiPhone OS 4.0でこのマルチタスクがサポートされる予定だという。
http://www.appleinsider.com/articles/10/03/11/
apples_iphone_4_0_software_to_deliver_multitasking_support.html
これでitunesの音楽だけではなく、インターネットラジオアプリを常駐させたまま、メールを打ったり、web閲覧が可能となる他
• google maps をバックグラウンドで稼働させておきながら、音楽を聞き移動すること
• チャットメンバーとのやり取りでいつ呼び出されても、常駐させることができるのですぐに返信出来る
• これでゲームに熱中している途中で電話がかかってきても、せっかく良いところだったのに〜、ということにはならないw
その他にも多くあるが、マルチタスクは動作中のアプリ同士が連携する新しいソリューションが登場する可能性も内包しており、非常に可能性を有していることは間違いない。
以上マルチタスクのメリットを挙げたがもちろんデメリットもある
• まず複数のアプリを常駐動作させることで、プロセッサやメモリのリソースが消費され、動作が緩慢になる。
• アプリの一部は「同時に動かせるのは1本のアプリのみ」という原則を前提に設計されているため、例えばゲームなどのアプリではマルチタスクを許容することによって動作が難しくなってしまう。
• セキュリティ上の問題(例えばJailbreakしたiPhoneではマルチタスクを利用できるような るが、同時にマルウェアや外部からの攻撃に弱いという弱点を持っており、実際にウイルス感染の危険性が指摘されている)つまり、現在のシングルタスクのように1本のアプリのみに動作を限定したことで、スパイウェアやトロイの木馬のようなマルウェアの動作を難しくしている。iPhone OS 自体はマルチタスクが可能なはずだが、様々な理由でサードパーティのアプリの動作制限を設けている。
ほかにマルチタスクを導入する際に問題となるのがユーザーインタフェースで、どうやってユーザーに現在動作中のアプリを知らせ、さらにどのようにスムーズに切り替えさせるのかという点が課題となる。ホームボタンを押せばいつでもアプリを終了できるという現在のシンプルさが損なわれるため、もしマルチタスクが導入された場合は初代iPhone登場から3年ぶりの大きなチャレンジとなるだろう。
Google Android OSのSmartPhoneやMicrosoftのWindows Phone が今年夏頃、発売される中、iPhoneユーザーからのニーズを汲取り、タイムリーに発表するというAppleのSmarPhone戦略の周到さが伺える。
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